この記事は別室に移転しました。3秒後に転送します。
雑記ブログを3年程度運営してきた結果、300記事を超えてカテゴリーが50カテゴリーオーバーと、完全に収拾がつかなくなってしまいました。
対応策として、色々検討したものの、最終的に、ブログ分離独立させて、雑記ブログ+いくつかの特化ブログにすることにしました。
とりあえず、漫画関連とゲーム関連の2ブログを特化ブログとして分離独立させたので、検討の経緯と、実際のブログ分割手順を記録しておきます。
分割前と分割後のブログ構成
分割前の雑記ブログの現況
記事数は300オーバー
思いついたら思いつくままに記録に残しているので、記事数は概ね3年間で300記事超とそこそこの数になってしまいました。
3日に1記事ぐらい生産していると思うと明らかにちょっと多いですが、ブログに書かなきゃTwitterに書くだけではあるので、まだブログの方が生産的な気がします。
カテゴリー数は50オーバー
カテゴリー数は50オーバーと、明らかに収拾がついていません。
元々は、「資格試験」「おでかけ」「購入品のレビュー」あたりがメインテーマだったので、なんとなくいくつかのカテゴリーに収まっていました。
ただ、色々なところにお出かけしたり、レビューの対象物の種類が増えていった結果、気が付くとカテゴリーが細分化され、カテゴリー数が増え…となってしまいました。
まあ、雑記ブログの宿命ではあるのですが、もう閲覧性もなにもないですね…これはダメだ…。
大まかに分けると、いくつかは分離した方がよさそう…。
あまり厳密に数えていないですが、大まかに記事を分けると以下のような分布です。
- 雑記・ブログ:50記事
- 資格取得関連:10記事
- お出かけ関連:80記事
- レビュー関連:90記事
- ゲーム関連 :40記事
- 漫画関連 :30記事
この中で言うと、どう考えてもゲーム関連や漫画関連は分離した方が良さそうな雰囲気がしています。他との回遊性が基本的にありません。
また、お出かけ関連の記事も、回遊性を考えると分離した方が良さそうな感触です。
本件後のブログ構成イメージ
最終系の目標は、4ブログに分けての運営
上述の通り、回遊性も考えると雑記ブログ+特化ブログの分けで運営した方がよさそうです。
以下の形を目指して、サブドメインで特化ブログとして分離独立させていく形にしました。
- 雑記ブログ :雑記・ブログ運営・資格取得・レビュー(150記事)
- お出かけ特化:お出かけ関連(80記事)
- ゲーム特化 :ゲーム・ボドゲ(40記事)
- 漫画特化 :漫画・小説(30記事)
雑記ブログ内にもう1つぐらい分けてもいいぐらいの記事はあるのですが、メインコンテンツを分離するのは結構勇気がいるんですよね…。
なので、一旦放置することにします。
まずはゲーム・漫画を特化ブログに分離させることに。
とはいえ、一気に変更させるのは若干のめんどくささを感じる部分はあります。正直急いで移転させる理由もないし、不具合が出た時に面倒なので、スモールスタートでやることにします。
というわけで、ひとまずは食い合わせの悪いゲーム特化ブログと漫画特化ブログで分けて、お出かけ系は放置しておきます。
ゲーム・漫画記事の分離が安定的にできたことが確認できた段階で、記事数とカテゴリー数がやたらと多いお出かけ系記事を分割する予定です。
ただ、お出かけ系の記事は本体のブログ側で扱っている記事との関連性があったり、リンクで相互につなげたりしている部分が多いので、若干悩みどころです。とりあえず先送りでいいか…。
はてなブログの分離・独立の手順
というわけで、とりあえず漫画とゲームの記事を別サブドメインのブログに移転させました。手順が若干ややこしかったので、今後の自分のためにも記録に残しておきます。
対応の流れ
全体の手順としては、以下の通りです。尚、前提としてぼくはお名前ドットコムを利用しています。
【新ブログの作成・設定】
- お名前ドットコムでサブドメインを取得
- 受入れ先の新ブログをはてなブログで新規作成
- 新ブログにサブドメインを設定
- 新ブログの各種設定を整備
- Googleサーチコンソールのサイト保有確認を実施
【記事の移転・記事単位のリダイレクト設定・整備】
- 旧ブログから記事をエクスポート
- 新ブログに記事をインポート
- 旧ブログに残す不要記事を削除
- 旧ブログの移転記事に301リダイレクト相当のリダイレクト設定を実施
- 新ブログに移転した記事1つひとつへのカテゴリーやはてなタグの整備
新ブログの作成・設定
お名前ドットコムでサブドメインを取得
ブログを分割する場合、サブドメインを使ってやるのが定番っぽいです。
サブディレクトリを使う方法もあるようですが、はてなブログでのやり方が紹介されているサイトもなかったので、とりあえずサブドメインを使う方法で。
サブドメインの取得はお名前ドットコムで簡単に取得できます。
【取得手順】
「お名前.com Navi」にログインして、「ドメインのDNS設定」に入り、ドメイン名を選択して「次へ」。
「DNSレコード設定を利用する」で「設定する」を選択。
ホスト名に使いたいサブドメイン名を入力。VALUEははてなブログで指定されている値を入れればOK。
はてなブログで指定されているVALUEの値は固定で「13-115-18-61」と「13-230-115-161」です(はてなブログのヘルプを参照)。
尚、2つとも登録しないと、サブドメインとして機能しません。
受入れ先の新ブログをはてなブログで新規作成
受入れ先の新ブログをはてなブログ内で新規作成します。はてなブログProであれば10ブログまで作成可能です。
作成を行うには、はてなブログの設定画面⇒ダッシュボード⇒新規作成でOKです。
はてなブログ内でのサブドメインをここで設定しますが、どのみち独自ドメインの方のサブドメインを設定するので、ここはなんでもいいです。
新ブログにサブドメインを設定
ブログへのサブドメイン設定は、独自ドメインを設定した場合と同じです。
「設定」⇒「詳細設定」⇒「ドメイン設定」から設定ができます。
お名前ドットコム側で適切に設定が終わっていれば、基本的にすぐに有効になると思います。
ここで、エラーが吐き出される場合は、「お名前ドットコム側での設定が適切に実施できていない(VALUEが間違っている、2つ設定するところが1つしか設定できていない」パターンと、処理が間に合っておらず、まだ有効になっていないパターンがあります。
前者の原因か後者の原因かは不明なので、心当たりがなければ、待つしかないです。2時間ぐらい経過しても有効にならないのであれば、設定が間違っていると思われます。
新ブログの各種設定を整備
新ブログの各種設定を整備します。
基本的に、GoogleアナリティクスのタグやGoogleサーチコンソールの保有者タグも含めて旧ブログと同じで問題ありません。
デザイン設定も、とりあえず旧ブログにそろえておきましょう。
概ね、以下の点は手動で設定が必要になります。ブログ表示系のPro設定やデザイン内のアドセンス設定などは忘れやすいので注意です。
PCで作業している関係もあり、スマホ版のレスポンシブデザイン設定も忘れがちなので、注意が必要です。
- 設定⇒基本設定(ブログ名、ブログアイコン、ひとこと説明、aboutページ等)
- 設定⇒詳細設定(ブログ表示、フォーマット、解析ツール、head内タグ等)
- デザインテーマ
- デザインの詳細設定(サイドバー、フッタ、記事本分末尾設定、デザインCSS等)
Googleサーチコンソールのサイト保有確認を実施
Googleサーチコンソールで、保有者確認を行なって、サーチコンソールでインデックス状況を確認できるようにします。
Googleサーチコンソールのサイドバー左上のあたりから、プロパティの追加で、サブドメインを対象に追加します。
設定方法は2種類ありますが、URLプレフィックス設定→HTMLタグで確認でokです。
HTMLタグ自体は、同じGoogleアカウントであれば同じタグになるので、旧ブログと同じ設定をはてなブログ側で実施していれば、確認ボタンを押すだけで完了します。
尚、はてなブログ側の公開範囲設定が「自分のみ」の場合は確認できないので、「全体に公開」に変更してから確認しましょう。
Googleアドセンス設定はサブドメインの個別設定不要っぽい
従来はサブドメインについて個別に設定する必要があったようなのですが、2023年3月20日付のUIの変更で、そもそもサブドメイン自体の設定登録ができなくなりました。
従来のサブドメインの設定に相当する設定の指示は特段ないので、アドセンス審査通過済のドメインに紐づくサブドメインであれば、Googleアドセンス側では特に設定は必要ないっぽいですね。
(保証はできませんが…)
記事の移転・記事単位のリダイレクト設定・整備
記事を1つ1つ移転しても良いのですが、さすがに手間なので、旧ブログから記事全部をまとめてインポートした上で、削除する流れがおすすめです。
旧ブログから記事をエクスポート→新ブログにインポート→移転対象ではない記事を削除の手順になります。
旧ブログから記事をエクスポート
旧ブログの記事のエクスポートは「詳細設定」⇒「高度な設定」からできます。場所が若干わかりづらいです。
エクスポート自体はtxtファイルを吐き出すだけなので、一瞬で完了します。
新ブログに記事をインポート
エクスポートしたデータをインポートします。エクスポートの場所の不明瞭さに比べると、インポートの場所はわかりやすいですね。
尚、インポートするデータの範囲はエクスポートした全記事以外選択できません。よって、特に判断の余地はありません。
分量に応じて、インポートにはそこそこの時間がかかりますが、そのうち完了します。
尚、エクスポートしたデータには記事URLも含まれており、サブドメイン部分のみが変更される形になります。後段に記載したリダイレクトを飛ばす設定時にURL設定が楽なのは良い点です。
(記事1つ1つを移転させる場合は、URLもいちいち設定し直さないといけません)
インポートしたうち、新ブログでの不要記事を削除
旧ブログに残す予定の記事は新ブログでは当然不要なので、記事管理画面から削除します。
特定のカテゴリーを除いて削除したりする機能はないので、全選択したあとに新ブログで掲載する予定の記事だけチェックを外して削除しましょう。
尚、はてなブログの削除の仕様上、記事をゴミ箱から戻すのは結構めんどいので、ここは丁寧に対応した方が良いです。
(まとめてゴミ箱から記事をサルベージする機能がなく、1つ1つ設定が必要)
旧ブログの移転記事に301リダイレクト相当のリダイレクト設定を実施
過去にGoogleから評価されたページランクを維持したまま移転させるために、旧ブログの移転対象記事の一つ一つに301リダイレクト相当のJavaScriptを設定します。
手法は色々なサイトに掲載されていますが、呪文の内容も含めて丁寧に解説のある、以下のサイトなどが参考になります。
無料はてなブログ移転でページランクを維持したリダイレクト設定 | シロアザラシの電動工具なしでDIY (siro-azarasi.com)
少し加工して、私が使った呪文は以下の通りです。
個別記事に設定して行く場合、記事編集画面の「HTML編集」に記載する形になります。
<p>この記事は別室に移転しました。3秒後に転送します。</p>
<p>
<script type="text/javascript" language="javascript">
<!--
// 新urlの作成
var domain = "https://XXXXXXXXXXXX.com"; // 移転先URL
var path = location.pathname;
var url = domain + path;// リンクhtmlの書き出し
document.write("<a href=\"" + url + "\">" + url + "</a></p>");// リダイレクト
setTimeout("redirect()", 3000); // 3 sec
function redirect(){
location.href = url;
}
// canonical の書き換え
let canonicalTag = document.querySelector("link[rel='canonical']");
canonicalTag.href = url + '/';
-->
</script>
</p>
飛ばす先の記事のURLが正しく機能するか気になりますが、上記の呪文はドメインだけ書き換えたURLに飛ばす形になるので、ドメイン以外が同じURLであれば、記事に貼っていくだけでどの記事でも問題なく機能します。
ちなみに、リダイレクトの秒数は0秒でリダイレクトすべきという説があったり、3秒リダイレクトの方がいいという説があったり色々ですが、とりあえず3秒リダイレクトで…。
新ブログに移転した記事1つひとつへのカテゴリーやはてなタグの整備
新ブログ側の記事では、はてなタグが外れているため、必要に応じて再設定します。
(はてなタグを複数の同記事に貼って問題ないのかがちょっとわからないので、旧記事を削除した後にやった方がいいのかもしれません)
また、旧ブログ内で相互に記事をリンクをしていた場合に新ブログ内のアドレスに変更しないといけないので、合わせて記事中のURLを修正対応します。
まとめ
というわけで、雑記ブログを特化ブログに分割した手順でした。
結構かなり面倒ではあったのですが、所要時間的にはそこまででもなかったので、これならもっと早くやっときゃよかったかな…という印象です。
気になるのは、既存のページランクへの影響具合ですが、悪影響はありそうですよね…。
一応、Google表示順位1位や2位など、それなりにページランクが高いページも移転の対象にしているので、経過観察して、悪影響が大きそうであれば、また記事にまとめようと思います。