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生成AIのクセに慣れておかないと、今後仕事で生成AIの使用が許可された場合に置いて行かれそうだな、という感覚もあり、ChatGPTに登録して、ブログの記事作成に適宜利用してみることにしました。
ただ、思ったよりも(思った通り?)普通に書きたいようにブログを書いている場合は活用の余地がそんなにないな、と感じられたので、感覚のところを書いておきます。
ChatGPTを活用できそうな部分(ChatGPTの申し出ベース)
以下、chatGPTくんにお前何が出来るんやと訊ねてみた結果になります。
ChatGPTを使ったブログのネタ探し
まずは、ブログのネタ探しです。自分の体験をベースに記事を書く方も多いと思いますが、時にはネタが尽きてしまうこともあります。
そんな時にはChatGPTに質問を投げてみましょう。例えば、「最近話題のカフェについて教えてください」と聞くと、ChatGPTがそのカフェに関する情報を教えてくれます。
また、ChatGPTはあなたの趣味や興味に合わせて情報を提供してくれるため、記事のアイデアを得るのに役立ちます。
ChatGPTを使って記事の構成や表現方法を検討
次に、記事の構成や文言の表現方法に悩んだ場合にもChatGPTを活用することができます。
例えば、「この記事のタイトルに適したキャッチコピーを考えてください」と聞くと、ChatGPTが膨大なデータからキャッチコピーを考えてくれます。また、「この部分をもう少し簡潔に表現してほしい」という場合には、ChatGPTに文言の書き換えを依頼することもできます。
ChatGPTを使った記事の校正
さらに、ChatGPTは言語処理能力が高いため、記事の校正にも役立ちます。自分で書いた記事を読み直しても、自分が書いた内容に慣れているため、誤字や文法のミスが見つけにくいことがあります。
そんな時には、ChatGPTに記事の校正を依頼することで、より正確な文章に仕上げることができます。
活用方法の実態
さすがにネタ探しには使いづらい
上記の通り、ChatGPTにお前何が出来るんやという点について吐き出させてみたのですが、以下の点から、ネタ探しには正直使いづらいという印象です。
以下の中で、「読者への価値提供ができない」点は特に重大ですね。体験を伴わない記事を作成しても仕方がないし、書かせたあとの修正も出来ないですからね…。
問題①:質問の仕方がうまくいかない
ChatGPTは、質問に対してその質問に最も適した回答を返すように設計されているため、質問の仕方によっては、望んでいた答えを得られない場合がある。そのため、適切な質問を投げかける必要があるが、漠然としたところからでは難しい。
問題②:情報の正確性の確認が必要
ChatGPTが提供する情報には、誤りや偏りがある場合が多分に含まれており、提供された情報を必ず確認する必要がある。
基本的に、ビジネス理論や体系だった知識を吐き出させる場合には比較的精度が高いが、ブログで書くようなくだけた話だったり、個別具体的な話については、正確性に著しく劣る情報が吐き出されがち。
問題③:ネタが得られても読者への価値提供ができない
ブログのネタ探しにChatGPTを活用することで、簡単に記事のアイデアを得ることができますが、それだけでは読者にとって価値のある記事にはならない。結局、自分自身の経験や知識を活かし、読者にとって有益な情報を提供することが必要になる。
また、ChatGPTが提供する情報は、あくまでも参考程度であり、自分自身の経験や知識も活かす必要があるが、ChatGPTに依拠しようとすると、自分自身の創造性が奪われてしまう。
ドラフト生成には有効に使えそう
書きたい内容が決まっている中で、文章のドラフトを吐き出させるのは有効
ネタ探しにはさすがに使いづらいですが、ネタが決まっていて、入れたい要素が決まっている中で、ファーストドラフトを作りたいケースでは、ChatGPTにドラフトを作成させるのは有効です。
どうしても、ブログ記事を書く際には、書きたい内容が頭の中にあるものの、そのまま文章に表すことが難しい場合がありますしね。
ChatGPTは、自然言語処理技術を用いて、与えられた文章や単語から、それに関連する文章を自動生成できるので、書きたい内容の要素さえ指定してしまえば、適宜、要素と要素の間を補完しながら、ドラフトを作成してくれるため、大まかな文章の骨子を把握することができます。
ChatGPTが生成した文章のドラフトを参考に、自分自身で文章を整理し、構成や表現方法を決めていくことで、思いついたアイデアをスムーズに文章化することができるのは、活用方法としてかなりデカいですね。
そういう意味では、ドラフトの作成プロセスにおいては、結構活用できそうな印象はあります。
(但し、後述の通り、そのまま使うのは流石に…という感じなので、かなり書き直す必要が出て来ますが…)
文章校正には使いづらい
文章校正させると無味乾燥になってしまう問題がある
ドラフト作成と同様に、ChatGPTは、文章の校正にも利用できなくはないですが、ChatGPTを使って記事の校正を行うことで、文章の独自性が失われ、無味乾燥な文体になってしまう可能性が高いです。
ChatGPTが生成する文章は、あくまでもデータベース内に蓄積されたテキストのパターンに従って生成されるため、ごくごく一般的な文体・表現が選択されることになります。
読みやすくなるケースも多いと思いますが、書き手がこれまで蓄えてきた独特の文章のクセやリズム感が失われてしまう部分は確実にあり、文章から魅力が失われる可能性が高いですね。
感情の薄い文章って魅力に欠けるからな…
特に、ChatGPTが生成する文章には、(特段設定しない限り)人間的な情緒的な要素が欠落しているため、読み手に対する説得力や共感を生み出すことが難しい可能性が高いですね。
私も、いくつかの記事の校正にチャレンジしましたが、あまり有効な文言が追加されるわけでもなく、ただただ人間味がなくなり平易になるだけだったので、ちょっとイマイチな印象でした。
結局、ChatGPTを使って校正をしても、ブログという媒体においては、魅力を失うだけで、あまり意味がなさそうです。文章の校正にはあくまでも参考程度に留めることが望ましいと思われます。
(SEO的には意味があるかもわからんですけどねー)
まとめ
ChatGPT、実際に触ってみると、「こいつはすげぇや…」と思わされますし、ブログの執筆において様々な場面で役立ちそうな感じではありますが、実態のところ、ブログというカジュアルな媒体においては、限界はかなりありそうな印象です。
従来の流れの中で、自分の体験をブログの文章の形にするために、ドラフトの案を作成してもらうのには使えますが、ネタ自体を探すのに使うことや、最終的な校正を任せるのはブログにおいてはちょいと違うかな、とちょっと触ってみた段階では思っているところです。
もちろん、適切にチューンできれば、校正させることでより魅力的なブログ記事に仕上げたりすることも可能になってくるのだとは思いますが。
とはいえ、ChatGPTなどの生成AIとはちゃんと付き合う時間を確保しておかないと、どちらかというと公的な仕事の方で置いて行かれかねないな、という気もしているところはあるんで、プライベートなブログ趣味の方で使いながら、徐々にクセを掴んでいければ良いかなと思っているところです。